近所のツタヤだけなのかもしれませんがたまにレンタル料金が安くなるキャンペーンやってるんですよ。
で、毎度の事ながら馬鹿みたいな量借りて徹夜で見続けてるんですが
あまり期待せずに借りてみたら思いのほか面白かったのが、前作の『ボーンアイデンティティ』。
久しぶりにツタヤに行ってみるとその続編がレンタル開始されてたので見てみました。

前作でなんとか追っ手を振り切った。というより壊滅させて恋人の元に帰ったボーンが
謎の追っ手にいきなり恋人殺されるところからスタート。
一方、古巣のCIAではある作戦が失敗して、現場にはボーンの指紋が・・・
前作のテイストを引き継いで
なおかつハリウッドらしく続編パワーで予算は倍アップ(たぶん)。
前作のロケ地が主に田舎だった鬱憤を晴らすかのようにモスクワのド真ん中でド派手なカーチェイスを繰り広げちゃったりします。
てかこんなにクラッシュするカーチェイスシーン初めて見たよ。

作品全体としては現実的というか、重苦しさを伴った昏さがつきまとっています
ジェームズボンドが華やかで豪奢なファンタジーのスパイ映画なのに対して、
ジェイソンボーンには歴史の遺物、あるいは日の名残としてのスパイの寂寥感、哀愁感漂よいっぱなし。
たぶん映画から出てきたような妙に精神的に弱いスーパースパイが現実にいるとこんな扱いになるんだろうなあ。
てかボーンが狙われる理由の8割は、『生かしておくと危険だから』みたいなものだし。
続編が出たら、今度こそ映画館に見に行く予定。
日付も変わって、
そろそろ寝ようかと思ってた筈なのですが、気がつくと最後まで見ていたり。
やるな、衛星映画劇場。

それはさておき、結構好きなんですよ。ショーンコネリー。
若い頃のはギトギトしててあまり…なのですが、老けてからは渋くて、かつ、かっこいいじゃないですか。
自分もこんな老け方してみたいものです。

で、はじめはショーンコネリーが出てるから程度で見てたのですが、
割と途中からナルニヤ切り上げて、真面目鑑賞モード。
あらすじは文才があってバスケットボールができる貧乏黒人少年がふとしたことから処女作のみで断筆した伝説の作家から文章を教わるって話です。
それに加えてバスケの能力を買われて有名私立進学高校にスカウトされたのですが、
そこの国語教師がかなりのひねくれさんでスポーツ推薦の貧乏黒人にこんな作文は書けるわけがないとマークする。

黒人少年の廻りの掘り込み、特にバスケの部分と転校先で知り合う女の子との部分が物足りない気がしますが、
本筋が作家と少年の交流だからかな、そちらのほうはかなりじっくりコトコト。
基本、英文章の作文法が主題なんで原語の方を必死になって聞き取ってたり。
まあ、自分の英語力では半分も聞き取れず、結局字幕に頼ってたりしてたわけなんですが・・・
でも文節に接続詞を置くことが文章のセオリーに反すると議論するシーンはなんとか聞き取れてうれしかったり。

そんなわけで予想外に面白かったのでネットで作品のタイトル知るついでに感想も書いたわけなんですが、
今午前4時なんですね。
明日学校orz
エリート警察官、実はマフィアのスパイと
マフィアのボスの懐刀、でも本当は潜入警察官が
お互い、潜入先のボスの命令で内部のスパイ、自分のことですね。を見つけ出せとの指令を受けます。
その過程でお互いが自分と逆のポジションにいる存在がいる事に気付き始める・・・
という筋書き。
小道具や、仕掛け、連絡手段等
とても丁寧に作りこまれていて一つのシーンが次の2つ、3つのシーンに繋がり、最後まで目が離せないです。
そして秀逸なのが終盤に至るまで何度も接点があるのにお互い、相手のスパイが誰かわからないという設定。
後一歩で敵の正体がわかるっていう緊迫感と一緒に正体判明の伏線にしてるのには痺れます。

ワイヤーアクションとジャッキーチェンだけが香港映画じゃないです。

千年女優

2004年12月24日 映画
3本目。
ジャパニメーションってやつです。
30年前に突然引退した世紀の大女優。ドキュメントを取るために取材に訪れた2人。そして鍵。
鍵を発端に懸命に追いかけ続けた女優の半生が語られだす…

形式的には女優と2人のダイアローグなんですが本質的には女優が自らを振り返るモノローグです。
それを女優自身が過去に出演した作品を織り交ぜながら、張り詰めて千切れる寸前の糸を紡ぎ合わせるかのような破綻ギリギリのプロットは『追いかける』、ただそれだけの事によって収斂し、かと思えばあっけなく四散する。
プロローグと、エピローグは本編を通じて交錯し、全てはバラバラの劇中劇ですがそれでいて総体としては一つの物語のワンシーンであり続ける。

ごめんなさい、こういうのにメチャクチャ弱いです。
良い意味でこういう絶対に自分では到達できそうもないレベルにある作品に対しては素直に尊敬したいです。
畏敬って言っても良いんだろうなあ。
どこでどうやったらこんな構成考えつくんだろう?

と、
ここまで勢いで書いて、なんか自分のキャラじゃない文章書いてる気がして断筆。
でも見た直後の素直な感想だし、これはこれで日記として残しておくのも良いかなっと思いました。それにしても1年後に読み返すとコレ絶対赤面してそう

サイン

2004年12月23日 映画
スパッと2本目。
シックスセンスのM=ナイト=シャマラン監督作品。
最新作のヴィレッジが俺的ヒットだったんで、これを機にまだ見てないシャマラン作品を見ようかなあと。
ストーリーは妻を交通事故で亡くして信仰を捨てた元牧師とその家族が突然のミステリーサークル発生から危難に巻き込まれるって話。

感想は、
うーん、悪くはないですよ。
家族ドラマとしてみるには凄く良い出来。
てか毎度の事ながらこの人の構成力の高さと世界観の頑健さは凄いの一言。キャシャーンの監督の人とか見習ってほしいです。
ただ家族ドラマが主体なだけに○○○の動機とか目的が相当ダメダメですし、なによりキーパーソンとなる○○○のデザインをもうちょっと何とかならないものかなーと思うんですよ。そういえばヴィレッジも怪物が出てくると途端にチープになっちゃったし…
というわけで次回作のクリーチャーデザインはHR・ギーガーあたりにお願いしてください。

S.W.A.T.

2004年12月23日 映画
1本目。
S.W.A.T.
ロサンゼルスのSWATの話。
内容は普通のハリウッド的ドンパチ。
ある意味王道かな。
個人的にはサミュエル=L=ジャクソンが出てるやつならシャフトがお勧め。ってこれシャフトのレビューだったっけ?

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