こっそりひっそり
2006年8月18日今年からSCGってとこでマジックのアレコレをちょこちょこ書かせてもらってたのですが、
この度、セントルイスに関連の記事が次元の彼方に飛んでしまったらしくてアレやらコレやらの末、あえなく終了。
で、ノリと勢いと若干、欲望の結晶とはいえ、
このまま捨て置くのも勿体無いと思うので部分的に公開します
セントルイス直後の評価なので微妙に今の評価と変化してるところありけり、色の組み合わせについては編集が面倒くさいのでカット。
あと言葉使いが変ですが、仕様です。
それにしても世界のPOYと言ってることが被ってるなあ…
その中で僕なりのコールドスナップドラフトでのTIPSをまとめるとこんな感じだ。
・除去が弱い。
非クリーチャー呪文全般にいえることなんだけど、中でもこの環境の除去は本当に弱い。
自然、クリーチャー同士の対決になりやすく場に変化が起こりづらい。
つまり、不利な場になってしまうとそこから抜け出すのは凄く難しいってことだ。
・2色が基本
さよなら、バウンスランド。
もはや3色、4色は過去の話だ。
ダブルマナシンボルはザラにあるし
この環境では氷雪土地は必須で時には色が合って無くても時々入れざる終えない。
アンコモンのランドと北方行を絡めての多色という可能性も無くは無いけどかなりのレアケースだね。
現実的には強力なマルチカラークリーチャーをタッチする程度だろう。
・氷雪
すべての色に氷雪マナを要求する強いコモンカードがある結果、
どのデッキにおいても氷雪土地はとても重要な物になっている。
最低でも3枚は確保しておかないとそれだけでも失敗ドラフトとなってしまう。
また、サイズの大きな氷雪クリーチャーは殆ど除去されない。
練習ドラフトの後半になっていくと霧氷鱗のドラゴンが出てきて雪マナが2つあれば投了なんて場面を良く見た。
冗談だと思うかもしれないけどドラゴンを殺せるカードが入っていないデッキになんてザラなのさ。
・集めた者勝ち
コールドスナップには数が多ければ多いほど強くなっていくカード群がある。
呼び声の鳴動やクロヴの霧、波及カードだね。
一部のぶっ壊れたカードを除けばこの環境のドラフトは如何にそれらをかき集めるかにかかっている。
もちろん集める事を全く意識しないで完成できるアーキタイプもあるけど私感では特定カードを集めたデッキの方が強いね。
色別の評価はこんな感じだ。
・白
総合的に見て弱い色だと思う。
僕が思うに白の許容人数はたったの2人。
単色傾向が強く一度白をやると決めたなら簡単には引けない状況になりやすい。
ところが矛盾しているようだけど卓内で最強のデッキになる可能性が一番高い色だ。
許容人数の低さが『集める』ことが重要なこの環境では一転して大きな武器になるんだ。
白をやる時のセオリーは
ヴァルキリーや神の怒りが現れない限り、目指すことはただ一つ、とにかくうねれ。それだけだ。
もし、一度うねる歩哨に身を任せたなら、それこそヴァルキリーやドラゴン、
霧氷羽の梟が流れてこない限りはひたすら歩哨、歩哨、歩哨。これにつきる
うねる歩哨は単体ではやや弱いレベルのカードだけど枚数が集まれば集まるほど強力になっていく。
個人的には5枚が合格ライン、それより枚数があれば強さも加速度的に増えていく。
8枚目や9枚目なんかはそれこそヴァルキリーより上かもね
考えてみてくれ。
3ターン目に2/1先制攻撃が4体も5体も並んでブロッカーには酷寒の枷、もしくはキイェルドーのときの声。
GGとはこの事だ。本当にどうしようもない。
もっともこのパターンは後述するけど赤にだけは注意が必要だ。
もう一つ、付け加えるなら酷寒の枷はコモンではほとんど唯一のデカイ氷雪生物、特にドラゴンを止めれる現実的な手段だ。
・赤
総合的に見れば一番強いのはこの色だ。
軽くて強い除去があり、
生物のスペック的には緑の後塵を踏むもののこの環境に珍しく攻撃的なカードが溢れている。
そしてなによりも
コールドスナップ最強のアンコモン、レアはどちらも赤だ。
スモールセットでのこのアドバンテージはかなりのもので、
君が8人ドラフトで3−0を狙うなら必ずドラゴンか忍び寄るイエティと遭遇することになるはずだ。
どうせならそれらを使う側になりたいと思うのは当然だろう?
あと見落とされがちだけど
灰の殉教者はこの環境で唯一と言ってよい、コモンで一度に複数枚のクリーチャーを殺すことができる持ったカードで
うねる白に対して最も簡単な回答でもある。
・緑
生物の質は群を抜いている。
ボリアルのケンタウルスは各色にある2マナ圏生物の中で最高のスペックだし
語りつくされたことだろうけどロナムの大男は環境にこれほど適合しているカードはない。
やや古い表現を使わして貰えるなら、こいつは4ターン以上殴れるブラストダームだ。
マナ域の需要の問題で若干ケンタウルスの方に軍配があがるけど緑のコモントップ2はこの2枚だね。
他にも呼び声の鳴動や猿人の喧嘩屋と他の環境と比べてもかなり強いクリーチャー達のオンパレードだ。
ただ、惜しむらくはスペルが非常に弱いこと。
残念ながらこの環境の巨大化はアンコモンで、もう1枚はコモンだけど場に出ている必要がある。
その結果、大抵の場合緑の生物は無警戒にブロックされてしまう。
そして損をするのは大抵の場合、緑の方なんだ
・黒
個人的には最もその潜在能力を評価されてない色だと思う。
たしかに今回の黒には目に見えて悪い部分がたくさんある、
生物は貧弱だし、うねる手札破壊は大量に集めれば凶悪だけど
最低7枚は集めないと機能できないという非常にリスキーな賭けだ。僕はあまり好きじゃない。
そして黒の悪い部分の際たるものが
除去が他の環境に比べて明らかに劣ることだ。
テラーはロナムの大男こそ殺せるものの、他の殺したいリスト上位生物達には全く意味がない。
テヴェシュ・ザットの信奉者は優秀なカードだけど死に易く
真に殺したい生物を殺すためにはいささか遅い
だけど真に見るべきところはそこじゃない。
ゾンビの犬ぞり乗りの存在だ、
4マナとやや重いものの、壁が極端に少ないこの環境で壁として機能できるとても良い生物だ。
ロナムの大男?幸いなことにこの環境のテラーはとても安いよ
また、どの色にも氷雪土地が必要なことは
こいつを死なない、止まらないという悪夢のような生物に仕立て上げている。
そして忘れてはならないのはリカバーの、特に無残な収穫の存在だ。
マナさえ供給できれば無残な収穫はそれこそ永久にアドバンテージを獲得することが出来る。
中でも赤単タッチ黒の灰の殉教者+無残な収穫コンボは
卓内最強に育ってしまった白に対して有効であるだけではなく
教科書どおりのテンポで展開してくる相手に対しては将にキラーだ。
・青
客観的に見て、一番弱いのはこの色だろう。
青の戦略は両極端だ
一つはクロヴの霧をかき集めて攻撃的なデッキを構築する方法。
こっちは本当に前かがみだ。
なにせクリーチャーの半分はブロックに使えないからね
もう一つは氷雪タッパーを中心としたコントロール志向の強いデッキ、
このタイプのデッキを構築するときは常に氷雪土地の量を意識しないと駄目だ
たぶん6枚前後が合格ラインだろう
この切り替えを失敗するとどっちつかずのとても弱いデッキになってしまう。
そしてどちらのタイプにも言えることなんだけど序盤の相手の攻撃を止める壁が不足していることだ。
このことは充分に意識してドラフトしなくてはならない。
例えばファイレクシアの鉄足は唯でさえ強いカードだけど、
青をドラフトしているときは何よりも優先すべきカードに早変わりする。
同じ理由でルーンのほつれは安くに取れて、かつ、軽いマナ圏の守りを満たしてくれる良いカードだ。
またロノムの海蛇は殆どの地上クリーチャーを止めれるスペックの上に
犬そり乗りと同じ理由から安価に取れる割に強力なアタッカーになりうる。かなり重いけどね。
この度、セントルイスに関連の記事が次元の彼方に飛んでしまったらしくてアレやらコレやらの末、あえなく終了。
で、ノリと勢いと若干、欲望の結晶とはいえ、
このまま捨て置くのも勿体無いと思うので部分的に公開します
セントルイス直後の評価なので微妙に今の評価と変化してるところありけり、色の組み合わせについては編集が面倒くさいのでカット。
あと言葉使いが変ですが、仕様です。
それにしても世界のPOYと言ってることが被ってるなあ…
その中で僕なりのコールドスナップドラフトでのTIPSをまとめるとこんな感じだ。
・除去が弱い。
非クリーチャー呪文全般にいえることなんだけど、中でもこの環境の除去は本当に弱い。
自然、クリーチャー同士の対決になりやすく場に変化が起こりづらい。
つまり、不利な場になってしまうとそこから抜け出すのは凄く難しいってことだ。
・2色が基本
さよなら、バウンスランド。
もはや3色、4色は過去の話だ。
ダブルマナシンボルはザラにあるし
この環境では氷雪土地は必須で時には色が合って無くても時々入れざる終えない。
アンコモンのランドと北方行を絡めての多色という可能性も無くは無いけどかなりのレアケースだね。
現実的には強力なマルチカラークリーチャーをタッチする程度だろう。
・氷雪
すべての色に氷雪マナを要求する強いコモンカードがある結果、
どのデッキにおいても氷雪土地はとても重要な物になっている。
最低でも3枚は確保しておかないとそれだけでも失敗ドラフトとなってしまう。
また、サイズの大きな氷雪クリーチャーは殆ど除去されない。
練習ドラフトの後半になっていくと霧氷鱗のドラゴンが出てきて雪マナが2つあれば投了なんて場面を良く見た。
冗談だと思うかもしれないけどドラゴンを殺せるカードが入っていないデッキになんてザラなのさ。
・集めた者勝ち
コールドスナップには数が多ければ多いほど強くなっていくカード群がある。
呼び声の鳴動やクロヴの霧、波及カードだね。
一部のぶっ壊れたカードを除けばこの環境のドラフトは如何にそれらをかき集めるかにかかっている。
もちろん集める事を全く意識しないで完成できるアーキタイプもあるけど私感では特定カードを集めたデッキの方が強いね。
色別の評価はこんな感じだ。
・白
総合的に見て弱い色だと思う。
僕が思うに白の許容人数はたったの2人。
単色傾向が強く一度白をやると決めたなら簡単には引けない状況になりやすい。
ところが矛盾しているようだけど卓内で最強のデッキになる可能性が一番高い色だ。
許容人数の低さが『集める』ことが重要なこの環境では一転して大きな武器になるんだ。
白をやる時のセオリーは
ヴァルキリーや神の怒りが現れない限り、目指すことはただ一つ、とにかくうねれ。それだけだ。
もし、一度うねる歩哨に身を任せたなら、それこそヴァルキリーやドラゴン、
霧氷羽の梟が流れてこない限りはひたすら歩哨、歩哨、歩哨。これにつきる
うねる歩哨は単体ではやや弱いレベルのカードだけど枚数が集まれば集まるほど強力になっていく。
個人的には5枚が合格ライン、それより枚数があれば強さも加速度的に増えていく。
8枚目や9枚目なんかはそれこそヴァルキリーより上かもね
考えてみてくれ。
3ターン目に2/1先制攻撃が4体も5体も並んでブロッカーには酷寒の枷、もしくはキイェルドーのときの声。
GGとはこの事だ。本当にどうしようもない。
もっともこのパターンは後述するけど赤にだけは注意が必要だ。
もう一つ、付け加えるなら酷寒の枷はコモンではほとんど唯一のデカイ氷雪生物、特にドラゴンを止めれる現実的な手段だ。
・赤
総合的に見れば一番強いのはこの色だ。
軽くて強い除去があり、
生物のスペック的には緑の後塵を踏むもののこの環境に珍しく攻撃的なカードが溢れている。
そしてなによりも
コールドスナップ最強のアンコモン、レアはどちらも赤だ。
スモールセットでのこのアドバンテージはかなりのもので、
君が8人ドラフトで3−0を狙うなら必ずドラゴンか忍び寄るイエティと遭遇することになるはずだ。
どうせならそれらを使う側になりたいと思うのは当然だろう?
あと見落とされがちだけど
灰の殉教者はこの環境で唯一と言ってよい、コモンで一度に複数枚のクリーチャーを殺すことができる持ったカードで
うねる白に対して最も簡単な回答でもある。
・緑
生物の質は群を抜いている。
ボリアルのケンタウルスは各色にある2マナ圏生物の中で最高のスペックだし
語りつくされたことだろうけどロナムの大男は環境にこれほど適合しているカードはない。
やや古い表現を使わして貰えるなら、こいつは4ターン以上殴れるブラストダームだ。
マナ域の需要の問題で若干ケンタウルスの方に軍配があがるけど緑のコモントップ2はこの2枚だね。
他にも呼び声の鳴動や猿人の喧嘩屋と他の環境と比べてもかなり強いクリーチャー達のオンパレードだ。
ただ、惜しむらくはスペルが非常に弱いこと。
残念ながらこの環境の巨大化はアンコモンで、もう1枚はコモンだけど場に出ている必要がある。
その結果、大抵の場合緑の生物は無警戒にブロックされてしまう。
そして損をするのは大抵の場合、緑の方なんだ
・黒
個人的には最もその潜在能力を評価されてない色だと思う。
たしかに今回の黒には目に見えて悪い部分がたくさんある、
生物は貧弱だし、うねる手札破壊は大量に集めれば凶悪だけど
最低7枚は集めないと機能できないという非常にリスキーな賭けだ。僕はあまり好きじゃない。
そして黒の悪い部分の際たるものが
除去が他の環境に比べて明らかに劣ることだ。
テラーはロナムの大男こそ殺せるものの、他の殺したいリスト上位生物達には全く意味がない。
テヴェシュ・ザットの信奉者は優秀なカードだけど死に易く
真に殺したい生物を殺すためにはいささか遅い
だけど真に見るべきところはそこじゃない。
ゾンビの犬ぞり乗りの存在だ、
4マナとやや重いものの、壁が極端に少ないこの環境で壁として機能できるとても良い生物だ。
ロナムの大男?幸いなことにこの環境のテラーはとても安いよ
また、どの色にも氷雪土地が必要なことは
こいつを死なない、止まらないという悪夢のような生物に仕立て上げている。
そして忘れてはならないのはリカバーの、特に無残な収穫の存在だ。
マナさえ供給できれば無残な収穫はそれこそ永久にアドバンテージを獲得することが出来る。
中でも赤単タッチ黒の灰の殉教者+無残な収穫コンボは
卓内最強に育ってしまった白に対して有効であるだけではなく
教科書どおりのテンポで展開してくる相手に対しては将にキラーだ。
・青
客観的に見て、一番弱いのはこの色だろう。
青の戦略は両極端だ
一つはクロヴの霧をかき集めて攻撃的なデッキを構築する方法。
こっちは本当に前かがみだ。
なにせクリーチャーの半分はブロックに使えないからね
もう一つは氷雪タッパーを中心としたコントロール志向の強いデッキ、
このタイプのデッキを構築するときは常に氷雪土地の量を意識しないと駄目だ
たぶん6枚前後が合格ラインだろう
この切り替えを失敗するとどっちつかずのとても弱いデッキになってしまう。
そしてどちらのタイプにも言えることなんだけど序盤の相手の攻撃を止める壁が不足していることだ。
このことは充分に意識してドラフトしなくてはならない。
例えばファイレクシアの鉄足は唯でさえ強いカードだけど、
青をドラフトしているときは何よりも優先すべきカードに早変わりする。
同じ理由でルーンのほつれは安くに取れて、かつ、軽いマナ圏の守りを満たしてくれる良いカードだ。
またロノムの海蛇は殆どの地上クリーチャーを止めれるスペックの上に
犬そり乗りと同じ理由から安価に取れる割に強力なアタッカーになりうる。かなり重いけどね。
コメント