サスペンション

2006年8月3日
今日付けでオリヴィエルエルの処分が出たみたいです。

http://www.wizards.com/default.asp?x=dci/suspended

これで一区切りがついたと思うので私見を述べたいと思います。

・当該行為について
初めてこの事件を知ったのはGPセントルイス初日、
バイの合い間の事でした。
アメリカ人のプレイヤーがそのことを教えてくれて、
中々信じられずMtg.comのブライアンデビットマーシャルに直接確認を取りにいったくらいでした。
その後、ホテルで当該記事を確認し
Mtg todayさんに訳が掲載されている弁明文も読みました。

実際にオリヴィエ当該行為、のぞき見をしていたかのでしょうか?
それについて、もはや何の意味も持ちません。
既に結論を下す人間は判断を出しています。
この判断は、ことマジックにおいては全てであり
この一事により事実は確定します。
実際に何が行われたかについては問題ではありません。

・デッキの覗き見
良く体験する、目撃する行為で
私自身も1回のプレミアイベントで最低1回程度はされたと感じる瞬間があります。

この行為について私は明らかな反則行為だと思います。
ゲームに入った段階では、
プレイヤー同士は常に平等な関係であるべきであり
意図的にルールで求められている以上の行為によってアドバンテージを取る行為は認められるべきではありません。

現実に、相手のデッキ情報は第1ラウンドにおいてマリガン判断の重大な指標になります。

その一方で証明が難しいという問題から
現実には黒よりのグレーゾーンになっている最たるものではないでしょうか。
この事件によってこれらの行為、あるいは疑わしい行為に明確に罰則が附せられることについては私は歓迎します。

・サスペンド期間
半年という期間については
私はこの処分はとても『重い』と感じています。

現在のプロ制度、所謂プロプレイヤークラブになって以来、
プロプレイヤーと呼ばれる人種にとって、
プロポイントはそれこそ万金に等しいものです

トップ8に入っても赤字なのにヨーロッパGPに行くのはプロポイントが1点最低5万円と思っているからだ。
これならトップ16でも元が取れている

私が海外GPに遠征し、理由を問われる時によく使う半ば冗談の言葉ですが、
一面では本音です。
ましてやオリヴィエの現在のプロポイントは38点。
プロツアーに参加さえすれば最低でも2点が貰える事を考えれば
その1点には数万円どころではなく数十万円の価値があります。

彼の今年の、7月までパフォーマンスについて、
レベル4という評価では過小に過ぎるのではないでしょうか。
以上の様な理由から
私は世界選手権直前までの出場停止が妥当だと思います。

・mtg.com内での彼のコラムについて
今回の件から彼のコラムが廃止されることは致しかたないでしょう。
しかし、今回の事件は彼がとても良い文章を書ける人間だと言う事は少しも毀損していません。
願わくば半年後に近しい形で復活して欲しい。
それが一読者としての私の希望です。

断りますが
私はオリヴィエと友誼があります。
彼は愉快で、独創的で、行動力があり
英語が不自由な日本人に対して、
気を使ってくれた上で気楽に付き合ってくれる、
月並みな表現をするなら良いヤツです。
何よりも私自身、彼に助けられたことがあります。
友人としての本音は彼の言い分を信じたいという気持ちもあります。
そして何よりもプロツアーの舞台でオリヴィエと再戦したい。
これが私の今回の事件についての率直な意見です。

気がつくと、どうしてもオリヴィエ寄りの意見になってしまいます。
このような心情で文章を書いても泥沼にしかならない気がしましたが、
それでもこの件について書き辛いからといって何も書かず、触れずに、
ただ表面上何も無かったようにすることの方が尚悪いと感じて掲載しました。

引用 mtg today
http://web.mac.com/mtg_today/iWeb/MtG%20Today/MtG%20Today%20Blog/977124DD-78FC-430B-B286-E37FDD928EC4.html

http://web.mac.com/mtg_today/iWeb/MtG%20Today/MtG%20Today%20Blog/04508320-B253-4A16-94A3-30C43602862B.html

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