あーあ、直木賞は絶対に伊坂幸太郎だと思ったのになあ。
対抗馬の本田孝好も落選してしまって、かなり意気消沈中だったりします。
で話を伊坂幸太郎に戻しますが、
この人、かなりクセのある文章を書く人です。
視点がコロコロ切り替ったり、
いきなり回想シーンが始まったりと
文章自体の軽妙さもあって長編の割には各センテンスがすごく短い感じがします。
あと変な話が多いです、デビュー作なんて設定が現代なのに喋るカカシが話の中心で仙台市にある地図に無い島が舞台です。
何それ?と気にするとたぶん負けです。
他にもたまたま銀行強盗の現場に居合わせた人間同士が銀行強盗を企てる話や、
世界中の女性を口説くことが自分の義務であると確信してそれを実際に行動哲学にしている伊達男の隣に越してきた主人公がいきなりそいつに本屋へ広辞苑を強盗しに行こうと誘われる話なんてのもあります。
それと音楽。伊坂作品には音楽が、例えばビートルズとかボブディランが特別な役割を担って登場します。ヒッピー的というかそれに近いものがある気がします。
『世界に愛と平和を、そして歌を。』みたいな
なんていうか、現実的にはありえない設定とかが飛び交ってますが、かといって現実感が剥離してるわけではないし、不思議な世界が展開されてます。
たぶん本屋や図書館で序章を読んでもらうのが手っ取り早いかな。
で気に入ったようなら最後まで是非読んでみてください。
読後感が最高に良いんです。作品によって終わり方には違いがあるんですがどれも共通のすーっとくるモノがあります。
重力ピエロもそんな話です。
血の繋がらない兄弟と癌と闘病中の父親、数年前に他界した母親の家族の絆が主題なんですが、
作中の父親の台詞で
『俺たちは最強の家族だ』
というのがあります。
何でも無い、下手すると陳腐に聞こえてしまうこの台詞にこの話の核心が込められています。激おすすめ。
対抗馬の本田孝好も落選してしまって、かなり意気消沈中だったりします。
で話を伊坂幸太郎に戻しますが、
この人、かなりクセのある文章を書く人です。
視点がコロコロ切り替ったり、
いきなり回想シーンが始まったりと
文章自体の軽妙さもあって長編の割には各センテンスがすごく短い感じがします。
あと変な話が多いです、デビュー作なんて設定が現代なのに喋るカカシが話の中心で仙台市にある地図に無い島が舞台です。
何それ?と気にするとたぶん負けです。
他にもたまたま銀行強盗の現場に居合わせた人間同士が銀行強盗を企てる話や、
世界中の女性を口説くことが自分の義務であると確信してそれを実際に行動哲学にしている伊達男の隣に越してきた主人公がいきなりそいつに本屋へ広辞苑を強盗しに行こうと誘われる話なんてのもあります。
それと音楽。伊坂作品には音楽が、例えばビートルズとかボブディランが特別な役割を担って登場します。ヒッピー的というかそれに近いものがある気がします。
『世界に愛と平和を、そして歌を。』みたいな
なんていうか、現実的にはありえない設定とかが飛び交ってますが、かといって現実感が剥離してるわけではないし、不思議な世界が展開されてます。
たぶん本屋や図書館で序章を読んでもらうのが手っ取り早いかな。
で気に入ったようなら最後まで是非読んでみてください。
読後感が最高に良いんです。作品によって終わり方には違いがあるんですがどれも共通のすーっとくるモノがあります。
重力ピエロもそんな話です。
血の繋がらない兄弟と癌と闘病中の父親、数年前に他界した母親の家族の絆が主題なんですが、
作中の父親の台詞で
『俺たちは最強の家族だ』
というのがあります。
何でも無い、下手すると陳腐に聞こえてしまうこの台詞にこの話の核心が込められています。激おすすめ。
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